BUDシリーズは超小型SMDパッケージ、ワイド入出力、正負(±)出力の非絶縁型 昇降圧DC/DCコンバータです。
最新の回路技術により高効率を実現し、入出力電圧条件により最大1.8W出力が可能です。
最小負荷要求はありません。軽負荷時スキップモード搭載により、軽負荷時も低損失を維持します。
ワイドな入力電圧対応で、出力電圧に対して入力電圧が高くても低くても安定した出力電圧が供給可能です。出力はプラス・マイナスの2出力となっており、低ノイズとなる回路方式を採用しています。このため、バッテリーや非安定電源等の不安定なバス電圧から、センサー・オペアンプ等、アナログ回路への供給電源に最適です。
BUD12-12W042
形名 | 入力電圧 Vdc |
出力電圧 Vdc |
出力電力 W |
入力変動 % (max.) |
負荷変動 % (max.) |
リップルノイズ mVpp(typ.) |
効率 %(typ.) |
寸法 (WxDxH/mm) |
データ シート |
サンプル 購入 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BUD12-12W042 | 12 (3~18) |
±12 (±3~18) |
1 + (正負出力各0.5W) |
1.0 | 1.0 | 10 | 87.5 (Po=0.8W×2) |
10 x 11 x 6 |
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※出力電力は入出力電圧条件により最大1.8Wまで出力可能(後述を御参照下さい)
※変動はバランス負荷時
従来の電源モジュールでは昇圧又は降圧制御の為、入力電圧範囲に対し出力範囲が絞られます。入力電圧は出力電圧より“高くなければならない”、“低くなければならない”という制限があります。この為、出力電圧によっては、入力電圧範囲はさらに絞られる傾向があります。
絶縁型DCDCコンバータであればワイド入力に対応した製品もありますが、サイズが大きく、高価となります。
BUDシリーズは昇降圧制御の為、1機種で格段に広い入出力電圧範囲を有します。バッテリーや非安定電源等の不安定なバス電圧からも安定した出力が供給可能です。
絶縁型 ±出力電源 8機種分に
相当する入出力電圧範囲の広さ
【BUD12-12W042最大出力電力・電流 関係表】
BUDシリーズ自体が低ノイズなので、アナログ回路前にLDO(3端子レギュレータ)などのノイズ低減素子を挿入する必要がありません。
低リップルノイズ化により、アナログ回路への影響を低減します。
約1000mm2の実装面積を省スペース化
軽負荷(出力電流が小さい)時にスキップモード(間欠スイッチング動作)となり、自己損失が抑制されます。
BUD Seriesは、
一般絶縁型DC/DCでは効率を維持できない
軽負荷時にも効率を維持できます。