高効率最新デバイスの採用により、コンバータの高効率化を実現出来ます。
装置の高機能化によって、FPGAやASSPなどのハイエンドデバイスの消費電流が増加したことにより、数%の効率の差であっても、数Wもの大きな損失の差が生じます。
高効率のコンバータを使用し損失を抑えることで、省エネに貢献することができ、かつヒートシンクやファンなどの放熱部品を削減することができます。
フィードバック制御のデジタル化により、超高速負荷応答を実現できます。 同じデジタル制御POLのBDPシリーズと比較して、応答時の電圧のピークは半分に抑えられています。
BDPの負荷応答波形(Vin=12V, Vout=1.2V, Iout=0~150A, SR=5A/us)
BDXの負荷応答波形(Vin=12V, Vout=1.0V, Iout=0~100A, SR=5A/us)
最新のFPGAやASSPなどのデバイスはプロセスルールの微細化に伴い、電源要求も低電圧化、大電流化の一途を遂げています。
BDXシリーズは並列運転機能を搭載しており、電流のパワーアップが可能です(要ディレーティング)。 マスター1台にスレーブを最大5台並列接続して350Aまで供給する事ができます。
また、出力を接続せず、個別の出力として利用することも可能です。
BDX12-1.0S100RM、BDX12-1.0S50R0S のVIN、PGND、VOUT端子は、並列接続が行い易いよう 線対称に設計されており左右、両面にユニットの拡充配置が可能です。
以下の写真はBDXシリーズ用の評価ボード(BDX12-EVM)のレイアウトです。
最大接続数であるマスター1台にスレーブを5台配置しています。 それぞれ隣り合うユニットと基盤を挟んだ反対面に位置するユニットが並列接続されています。
出力電圧や、起動時間立ち上がり時間の設定を外付け部品無しに設定、保存が出来ます。