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用語集

一般的なPWM制御方式

 出力モニター電圧と基準電圧をOPアンプで比較、誤差増幅し、ノコギリ波を用いてパルス幅変調します。 負荷電流が急激に増大し、出力電圧が低下した時、OPアンプの応答が遅いため、パルス幅を広げ始めるまでに時間がかかりその間電圧が降下し続けます。 さらに、パルス幅を広げる際もフィードバック系の応答に合わせて徐々にパルス幅が広がります。 従って、左図のように出力電圧が大きく降下します。

高速応答

 OPアンプを用いた一般的なPWM制御方式では負荷急変時の電圧変動が大きいため、様々な回路方式が考案されています。

 左図は、ヒステリシス制御方式と呼ばれるその一例です。出力モニター電圧と基準電圧はコンパレータで比較されます。 基準電圧を上回った、あるいは下回ったことを検出して、コンパレータが直接的にスイッチのON/OFF制御を行います。 そのため、負荷急変時の応答速度が速く、電圧変動が小さくなります。 このように、ヒステリシス制御方式に限らず応答速度の速いものを高速応答のPOLコンバータと呼んでいます。

パワーアップカレント

 電源投入時などに一時的に流れる大きな電流をパワーアップカレント=突入電流といいます。突入電流の発生原因にはさまざまなものがあります。 例えば、電源ラインには大容量のコンデンサを多数使用しますが、電源が投入されるとこのコンデンサへ充電される電流が突入電流の原因になります。

 電源ラインに別の電源がぶら下がっている場合は、その電源の入力側のコンデンサを充電する電流と、別の電源が出力側のコンデンサを充電し終わるまでの電流がパワーアップカレントとして流れます。

電源の過電流保護動作

・ヒカップ動作
 過電流動作がある一定時間続くと一旦停止して再起動します。


・フの字動作
 過電流保護動作開始の電流より、保護動作によって電圧が下がっている時の電流値が小さな値となる動作です。特性カーブがカタカナのフの字に似ています。


・ラッチ
 保護動作が働くと停止します。ある条件をクリアする事で再度動作します。