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昇降圧型コンバータ

 DC-DCコンバータの選定にて、一般的に非絶縁型のコンバータは価格が安く小型である場合が多いので、絶縁が必要な場所以外では非絶縁型を選ばれるケースが多いと思います。ラインナップが充実している非絶縁型コンバータとしては、“降圧型”と呼ばれるコンバータが多いと思います。効率が高く小型である為に使いやすいのですが、“入力電圧は出力電圧より高くなくてはいけない”というルールがときおり設計者を悩ませます。

 入力電圧と出力電圧の電位が同じもしくは入力電圧の変動によって入力電圧が出力電圧より低くなる場合がある場合には、絶縁型のコンバータを使用されるケースが多いと思います。ただ、絶縁型はその回路構成上非絶縁型に比べて大きくなる場合が多く、コストも比較的高めになります。出力電圧も非絶縁型のように広い範囲に設定できる物も少ないので必要な電圧の数だけDC-DCコンバータの種類が増えます。絶縁が必要ない場面だとちょっともったいないのと思われるケースもあります。

 絶縁が必要ない場面で入力電圧範囲が広いコンバータが必要であれば、昇降圧型コンバータを選定する事も考えられます。昇降圧型の特徴としては、出力電圧に対して入力電圧が高くても低くても出力電圧を一定に保つことができます。非絶縁型なので小型化し易く絶縁型に比べて省実装面積の効果があります。入力電圧範囲が広く、出力電圧範囲も広いコンバータがあれば、1機種で様々なバス電圧に対応させる事ができます。