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コンバータの入力コンデンサの効果的な使い方

 コンバータの入力コンデンサは、出力に要求されるコンデンサとは意味合いが違っています。入力コンデンサは、入力側の電源からコンバータまでの配線が長くなってしまった場合、配線のインダクタンスでインピーダンスが大きくなってしまうのを避ける意味があります。簡単に言うと、コンバータが動作するのに十分なリップル電流を流せるようにするという事になります。コンバータが動作するのに支障がない程度に入力のリップルを押さえる意味合いがあります。よって、十分な容量をコンバータ入力端子直近に配置してもらえると安心です。面実装コンバータの場合は、コンバータと同じ側に配置し表面層で接続すると効果的です。

 入力のコンデンサには、コンバータが動作し易い環境を与えるという効果の他にコンバータが発生するノイズを抑制する効果もあります。通常出力側のノイズは規定していますが、入力側のノイズは規定していません。一般的には出力側に比べて入力側の方がリップル・ノイズは大きくなります。よって、コンバータの入力側電源ラインを複数のコンバータが使う場合や、他の負荷でも使う場合などは、少し大きめの容量を入れておくと良いかもしれません。