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DC-DCコンバータと多数の負荷への配線方法

 DC-DCコンバータが一つで負荷がたくさんある例は普通です。多岐配線での注意点は共通インピーダンスの配慮です。図1-1(a)の通り負荷①、負荷②、負荷③を配置すると図面的には何も問題が無いように見えますが、高周波的視点で見ると(b)の様に配線インダクタンスと配線インピーダンスの間に負荷が存在している事が分ります。 図1-1(a)の配線を実施すれば負荷①は負荷②+負荷③の電流がL1、R1、L2、R2に流れ込んで負荷①のは電位は上がり共通インピーダンスとして悪影響をうみます。多岐配線は図1-1(c)が共通インピーダンスの影響を受けない配線法になります。 図1-1(c)は、現実的な多岐配線方法です。すべての負荷を電源の出力端に配線するのは難しいかもしれませんが、各負荷を電源の出力端に配線が出来ない時にはDTポイントを±それぞれに作り、ここを起点にして図(c)の配線をしてください。±DT点と各負荷端にはC0、C1、C2、C3点にコンデンサを付加します。このやり方で回路はインピーダンスが下がり安定します。

鈴木正太郎