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フォワードコンバータ、アクティブクランプ回路での同期整流回路

 同期整流とは入力波形に同期して開閉するスイッチ群を有する整流回路とされています。通常の高速ダイオードやSBDと比較してMOSEFTを使った整流はON抵抗(順方向電圧降下)が低く、効率の向上には欠かせない整流方式です。 絶縁型のフォワードコンバータで整流回路を同期整流方式にするには図1-1の回路方式になります。この方式での同期信号は図の各部の波形を見ればQ1とQ2のドライブのタイミングが分ります。この方式は同期整流用FETのOFF信号の作り方が重要になります。 アクティブクランプ方式では図1-2になります。アクティブクランプ方式は同期整流に相性が良いといわれていますが、その理由は図1-2の各部の波形図を見れば理解できます。フォワードコンバータ方式と違ってDETQ3、Q4のゲート信号はトランスの2次電圧と同じですからトランス巻き線から信号を取り出せてシンプルな設計ができます。

鈴木正太郎